BIGLOBEモバイルはドコモ回線とau回線の2つタイプがある

BIGLOBEモバイルは、NTTドコモの「タイプD」とauの「タイプA」の2つのキャリア回線があります。どちらか、お好きなSIMタイプを選べるようになっています。

ドコモ端末をそのまま利用したい場合は、タイプDを選んだ方がSIMロック解除なしで全て使えます。

au端末をそのまま利用したい場合は、タイプAを選んだ方がSIMロック解除なしで使える機種が多いです。

au端末をタイプAで使う場合、一部の端末はSIMロック解除が必要です。タイプAは「2017年8月1日以降にauから発売されたスマホ」ならSIMロック解除なしで使えます。それより前に発売されたauスマホはSIMロック解除が必要です。

これは、タイプAはLTE回線のみで、3G回線には対応していないからです。iPhone6よりも前の機種だと利用ができないということになります。

BIGLOBEモバイルはマルチキャリアな格安SIM

BIGLOBEモバイルは、ドコモ回線だけを利用したサービスでしたが、ビッグローブがKDDIグループになったことに伴って、2017年10月10日から新たにau回線を利用するサービスを開始しました。

これにより、BIGLOBEモバイルはドコモ回線とau回線の両方に対応する「マルチキャリア」となりました。

ドコモ回線、au回線両方に対応しているMVNOを、「マルチキャリアMVNO」と呼びます。

今までマルチキャリアMVNOは、IIJmioとマイネオだけでしたが、この2社にBIGLOBEモバイルが新たに入ることになります。

BIGLOBEモバイルはドコモ回線とau回線の料金は同じ

BIGLOBEモバイルでは、ドコモ回線とau回線の料金は全く同じとなっています。データ通信のみドコモ回線しかありません。

BIGLOBEモバイルでは、SIMカードのみを契約する「セレクトプラン」とスマホ端末もセットにした「スマホまる得プラン」の2つのプランを提供しています。セレクトプランの料金表は以下の通りです。

プラン種別音声通話SIMデータSIM
音声通話+データ通信+SMS
タイプD タイプA
データ通信+SMS
タイプD タイプA
データ通信のみ
タイプD
1ギガ
音声通話スタートプラン
1400円
3ギガプラン1600円1020円900円
6ギガプラン2150円1570円1450円
12ギガプラン3400円2820円2700円
20ギガプラン5200円4620円4500円
30ギガプラン7450円6870円6750円
データ追加チャージ+100MBごと300円

スマホまる得プランはタイプAしか選択できません。月額料金は以下の通りです。

プラン名高速データ通信容量1年目
プラン月額料金
2年目以降
プラン月額料金
Sプラン1GB/月2230円2980円
S+プラン3GB/月2430円3480円
Mプラン6GB/月2980円3980円
Lプラン12GB/月4230円5980円
2Lプラン20GB/月6030円7480円
3Lプラン30GB/月8280円8980円

BIGLOBEモバイルau回線にはデータSIMがない

BIGLOBEモバイルau回線にはSMS機能がないデータSIMが用意されていません。

音声通話機能がないSIMカードを契約する場合、SMS機能がいらないという人でもSMS機能付きデータSIMを契約することになります。

余計なSMSをつけると無駄な出費となるデメリットが生じます。

BIGLOBEモバイルのドコモ回線とau回線の違いを比較

BIGLOBEモバイルのタイプA(au回線)とタイプD(ドコモ回線)で、対応するサービスやエリアが異なります。

タイプAは、auの通信エリアを使えて、タイプDはドコモの通信エリアを使えます。

 タイプA(auの4G LTE回線)タイプD(NTTドコモ回線)
サービス提供
エリア
au 4G LTEサービスエリア
サービスエリア[KDDI 提供]
ドコモ Xi(クロッシィ)エリア
FOMAエリア
サービスエリア[NTTドコモ 提供]
ご利用料金タイプが異なっても、選択できる料金プランは同じです。

※SMS送信料等、一部異なる場合があります。
利用できる端末それぞれのタイプに対応した端末をお使いください。
動作確認端末一覧
電話オプション留守番電話(お留守番サービスEX)
転送電話サービス
国際電話(au国際電話サービス)
国際ローミング(GLOBAL PASSPORT)
「着信お知らせ」機能
発信番号表示サービス
番号通知リクエストサービス
迷惑電話ストップサービス
留守番電話
転送電話サービス
国際電話
国際ローミング
着信通知サービス
発信者番号通知サービス
番号通知お願いサービス

通信エリアはauよりドコモの方が3G回線を使える分として広くなっています。市街地や都心部では大きな差はなく実際にはどちらもカバー率99%なのでほとんど変わりはないです。

一部、地方の山間部などの場合はauの方が入りやすい、ドコモの方が入りやすいといったことがありますが基本的には変わりありません。

BIGLOBEモバイルのタイプA(auの4G LTE回線)とは

au 4G LTE 800MHzプラチナバンドで人口カバー率99%超のサービスエリアをカバーしています。

「au 4G LTE」の電波は、au携帯電話の電波網なので、どこでも繋がる抜群の繋がりやすさが最大の特徴です。au携帯で使う電波ですから日本全国ほとんどの場所で繋がります。

au 4G LTEは、800MHzという周波数帯の電波で、携帯電話会社に割り当てられている「最高に繋がる電波」です。プラチナバンドとも呼ばれています。

「プラチナバンド」とは、無線通信・放送に用いられる電波の周波数帯のうち、UHF(極超短波)帯の一部であるとされる700~900MHz帯のことを指します。

その中で、auとNTTドコモが800MHz帯、ソフトバンクモバイルには900MHz帯が割り当てられています。

なぜauが800MHzをアピールするかといえば、同じプラチナバンドでも、周波数帯によって通信のつながりやすさが違うからです。

モバイル通信の電波は周波数が低い方が、遠くまで届きやすいという特性があります。そのため、ソフトバンクの900MHzよりも低いauの800MHzの周波数帯の方が、少ない基地局で広いエリアをカバーできます。

また、プラチナバンドと呼ばれる700~900MHz帯の電波は、携帯電話で使われている他の周波数帯(1.5GHz帯、1.7GHz帯、2GHz帯)に比べ、空気中の水分などによる影響を受けにくいため、コンクリート壁を透過しやすく、ビルの内部・建物の陰になっている場所にもよく届きます。

auプラチナバンドがなぜBIGLOBEモバイルのスマホに適しているのか?

2GHzなどの高い周波数は直進性が高く、大容量データ通信のやりとりに向いています。しかし、直進性が高いということは回り込みが苦手です。周波数の高い電波としては日光などの光をイメージすると分かりやすいです。すばやく真っ直ぐ光は届きますが、障害物があると影ができます。影は光が届かない部分です。

プラチナバンドの様な周波数が低い場合は回り込みができます。イメージは音です。音はある範囲内であればまんべんなく届きますし、壁が薄いと隣の部屋の声が聞こえるように、やや透過性もあります。

スマートフォンや携帯電話で言うと、2GHzに比べて周波数の低い700~900MHzはビルや建物を回り込んだり、ある程度は透過するため電波が入りやすいです。

また、基地局から届く電波の範囲も広いため、山岳部などでもひとつの基地局がカバーできる範囲が広く通信事業者の負担も少なくで済みます。

BIGLOBEモバイルのタイプDのドコモ Xi(クロッシィ)とは

Xiとは、NTTドコモが展開するLTE通信サービスのブランド名です。

第3.9世代の通信方式であるLTE(スーパー3G)を使用するサービスブランド名で、2010年12月にサービスが東名阪で開始された。

Xは「繋がり」と「無限の可能性」を、iは「イノベーション」「私」を表しています。

Xiで展開されるLTEの特徴としては、これまでのFOMAハイスピード(HSPA)以上の高速通信(HSPAの最大約10倍の速度)、周波数の効率的な利用による混雑低下、低遅延が挙げられています。

速度自体は現在は屋外で下り最大37.5Mbps、屋内で下り最大75Mbpsとなっているが、LTEでは下り最大100Mbpsが可能である為、2012年後半以降に更に高速化され現在は150Mbpsです。

サービス開始時はデータ通信端末のみがリリースされていたが、2011年10月以降はタブレット端末とスマートフォンが順次発売され、Xi専用のパケ・ホーダイやカケ・ホーダイプランなども開始されました。

また、エリアの広がりにより2014年にVoLTEのサービスインも行われ高品質通話が可能となりました。

BIGLOBEモバイルの「ドコモ回線」と「au回線」通信速度が速いのはどちら?

BIGLOBEモバイルの「ドコモ回線」と「au回線」の速度を比較すると、全ての時間帯でau回線の方が通信速度が速いです。

特に差が生じるのが回線が混雑するお昼の時間帯回線時間帯でドコモ回線では速度が低下しますが、au回線は1Mbps以上の速度が出ており、ネットサーフィンならストレスなく通信できる速度を維持しています。

同じBIGLOBEモバイルでもタイプによって速度に差が生じるのは、ユーザー数の違いです。

BIGLOBEモバイルは最初にdocomo回線を使ったタイプDのサービス提供を始めてドコモ回線1本の取り扱いできました。2017年になってやっとau回線を使ったタイプAを取り扱い始めました。

タイプAは、最近始まったため歴史はまだまだ新しく、BIGLOBEモバイルのタイプAに加入している利用者はタイプDに比べるとまだ少ないです。利用者が少ないということは、回線も混雑しにくいと言えます。

今後は利用者が増えるにつれて回線が混雑しやすくなるかもしれませんが、まだまだしばらくはタイプAは高速通信ができる状態が続きます。

BIGLOBEモバイルの「ドコモ回線」と「au回線」はテザリングが異なる

ドコモ回線は、全ての機種でテザリングを行うことができますが、au回線の場合、テザリングできる機種は限られます。

Appleストアなどで購入したSIMフリーのiPhoneなら、ドコモ回線で、ほぼ全ての機種でテザリングが可能です。一方、SIMフリーのiPhoneでもau回線の場合、テザリングできる機種は、iPhoneSE・6sだけとなります。

テザリングを使うならほとんどの機種に対応しているドコモ回線を選択する必要があります。

BIGLOBEモバイルのau回線は今後も安泰

ビッグローブは、元々NEC傘下の固定回線向けインターネットサービスプロバイダーでありましたが、2014年にファンドへの売却によって独立した後、2016年にKDDIに買収され、傘下に入ったという経緯があります。

そのためこれからもau回線の電波設備増強などをして安定した通信ができるようになります。

au回線の利用者が増えれば今よりも混み合う可能性もありますが、KDDI傘下ということでサービスが充実していくことが予想されます。

MVNO事業に出遅れたKDDIは、BIGLOBEモバイルを買収することでBIGLOBEモバイルが持つ顧客の基盤やノウハウを使い、au回線のMVNOシェア拡大の足がかりにしようと考えているようです。

BIGLOBEモバイルau回線のデメリット

au回線に対応しているSIMフリー端末が少ない

au回線はドコモ回線と比べると対応しているSIMフリー端末が少ないです。SIMフリー端末のほとんどはドコモ回線をカバーしているので、ドコモ回線は基本的にはどの端末でも通信ができます。

しかし、au回線では音声通話・データ通信ともにauの4G LTEを利用する「au VoLTE」に対応した端末しか使えません。SIMフリー端末でau VoLTEに対応している機種は少ないため、au回線で利用できる端末は少ないです。

au回線は3G回線が使えない

BIGLOBEモバイルのau回線ではau VoLTEに対応した「VoLTE SIM」しか選べないため、3G回線が使えません。

3Gは4Gに比べ、電波が障害物に強いため、建物の中であっても電波が入りやすいという特性があります。4Gの電波は障害物に弱く、万が一電波が切れてしまった際にすぐに3Gに切り替えて通信ができるようになっています。

電波が届く範囲が4G(LTE)よりも広く、さまざまな場所で通信できるという特長がある為、3Gが使えるドコモ回線の方がエリア面は有利です。

BIGLOBEモバイルドコモ回線よりau回線が断然におすすめ

BIGLOBEモバイルのドコモ回線は昔は通信速度が速かったのですが、最近ではユーザー数が増えて通信速度が落ちています。回線が混雑する昼の時間帯や夜などで速度が遅くなり不便です。

au回線はまだユーザー数が少なく、auから通信を借りているMVNOも少ない為、通信速度が速いです。

スマホで一番重要なのは、「ネットを快適に利用できる」ことです。ウェブページがなかなか開かなかったり、動画の再生が途中で何度も止まるようではストレスが溜まります。

通信速度がau回線の方が速いのは間違いないので、速度を求めるならau回線を契約しましょう。

BIGLOBEモバイルでドコモからau回線、auからドコモ回線は要注意

BIGLOBEモバイルのドコモ回線とau回線は、それぞれ使っている回線が違うため、通信エリアも異なります。au系格安SIMはauと同じ通信エリア、docomo系格安SIMはdocomoと同じ通信エリアです。

auからドコモ回線へ乗り換えると、通信エリアが変わるので、生活圏内で電波が入りにくい場所や、圏外の場所が発生する可能性があります。

docomoもエリアをしっかりカバーしているので、圏外になることはほぼないですが、今までauでは問題なく電波を受信していた場所で通信が不安定になる可能性は0ではないので、今まで通り使いたい場合は、auからau回線への乗り換えが無難です。